キノコキトサンって何?
キノコキトサンの「キノコ」というのは、あの「キノコ」です。マツタケとかシメジとかあるやつです。傘のような形をした笠と柄がある独特の形のあの「キノコ」です。
いきなり、少ししつこかったですかね。日本では、タケ、ナバ、コケ、ミミ、クサビラ、モタシなどとも呼ばれている、あの「キノコ」です。(そこがわからない人はいないので、もうやめましょう。)
一方、キノコキトサンの「キトサン」の方はは「キチン質」の「キチン」に由来します。1811年にフランスの自然史学者ブラコノーがキノコに含まれている未知の物質を発見したことは、前述した通り。その後、1823年にフランスの科学者オジールによりこの物質は「キチン」と名づけられたのです。「キチン」とは、あの「キチン質」の「キチン」のことです。
あたりまえですが、「キッチン」でもなければ「チキン」でもありません。(イマドキ、キチンをチキンと読み違える人なんかいませんよね。)
「キチン質」が多く含まれている食べ物としては、カニ、エビ、イカ、貝がよく知られています。彼らほど有名ではないけれど、キノコにもまた、その細胞膜に「キチン質」は含まれているのです。
これらの食べ物にも含まれている「食物繊維」から炭酸カルシウム、タンパク質、色素などを除去したものを「キチン」と呼んでいます。「キチン」には、「動物性のキチン」と「植物性のキチン」があります。「キトサン」とは、その「キチン」から、さらにアセチル基を除去し、精製、抽出したもののことを言います。「キトサン」が発見、命名されたのは、1859年のことで、それはフランスの科学者ユーゲによるものでした。
もっとも、すべての「キチン」が「キトサン化」されるわけではありません。「キチン質」はいくらか残ってしまいますので、しばしば、「キチン・キトサン」と呼ばれるわけです。